どうも、まつです。
コーヒーの精製方法には色々種類がありますよね。
コーヒー豆を色々と買っていると
ハニープロセスとか、パルプドナチュラルとか出てきます。
ハニーって何?甘いの?
パルプドナチュラルって何?ナチュラルと何が違うの?
ややこしい!って感じるのが正直なところ。
そこで、ハニープロセスとパルプドナチュラルの違いは何か?
と興味が出たのでこの記事でまとめて見ました。
Contents
1、ハニープロセスとパルプドナチュラルの違いは?
最初の工程はウォッシュドと同じで、外皮→果肉と取り除きます。
そして果肉の次にある、ミューシレージと言われるものを残すのがハニープロセス。
パルプドナチュラルの「パルプド」は日本語で剥ぐを意味しています。
外皮や果肉を剥ぎ、ミューシレージは残したまま乾燥させるところが特徴です。
この方法をとることで、フルーティな味わいになると言われています。
ハニープロセス = パルプドナチュラルと定義されていることが多く
明確な違いはないようでした。
2、ハニープロセス(パルプドナチュラル)の特徴
ミューシレージの除去割合で色々と呼び方が変わり
・ホワイトハニー
・イエローハニー
・レッドハニー
・ブラックハニー
と呼び方が変わります。
次からそれぞれの特徴について書いていきましょう!
・ホワイトハニー
ホワイトハニーは、ミューシレージを約90%程除去し乾燥します。
感想期間は約1週間ほど、
味わいとしてもクリーンでウォッシュドに近くなります。
すっきりとした感じの味わいということですね。
・イエローハニー
続いてのイエローハニーは、ミューシレージを50%程除去し乾燥します。
乾燥期間はおよそ2〜3週間ほどで、味わいはホワイトハニーよりもまろやかになります。
・レッドハニー
レッドハニーはミューシレージを20〜25%程度を除去し乾燥します。
乾燥期間は約2〜3週間と、ほぼナチュラルで、味わいもコク深くなります。
・ブラックハニー
ミューシレージの除去割合はほぼ0%です。
乾燥期間は約1ヶ月とナチュラルと変わりません。
ここまでくると、ほぼナチュラルのコーヒーと同じですが
ナチュラルはさらに果実を被っているので、そこで味わいの違いが出るといえます。
3、ハニープロセス(パルプドナチュラル)のメリットやデメリット
ハニープロセスのメリット
ハニープロセスを取ることで、欠点豆や未成熟の豆を事前に除去できる割合が増えます。
人力でなく、機械で果肉をとるので事前にわかりやすいということですね。
※機械ならサイズが小さいとかで事前に弾けるためです。
そのため、ウォッシュド同様に失敗が少なく、高品質の豆を提供できます。
ウォッシュドほど豊富な水は必要としませんし
機械設備投資も、そこまで多く必要ないのがメリットと言えます。
ハニープロセスのデメリット
ハニープロセスのマイナスポイントは機械投資が必要ということになります。
事前に果肉をとるといったウォッシュドと同じ工程を組むので
果肉除去機と、ハニー製法ならではのミューシレージリムーバー
というものが必要になります。
こいった機材投資が必要な点が、ナチュラル製法と比べるとデメリットと言える部分です。
4、なぜハニー製法というのか?
そもそもなぜハニーなのか?
私も初めて聞いた時は、蜂蜜と関係あるのかな?と思いました。
そして色々調べてみると、蜂蜜みたいな味わいでない事が分かりました。
何故「ハニー」製法と呼ばれるかというと
粘液質(ミューシレージ)をスペイン語でMielと言いますが、
ハチミツのことも同じMielという綴りのため、それを英語に直してHoney(ハニー)と呼ばれています。
また、ハニープロセスの特徴であるミューシレージがベタベタしているため
蜂蜜みたいだという面もあります。(こっちのがシックリきますね)
ハニーと聞くとハチミツ系の味わいなの?と思いますが
蜂蜜みたいに甘いコーヒーではないということですね。
ハニープロセスまとめ
ハニープロセスはナチュラルとウォッシュドのいいとこ取りって感じ。
主にやっている地域としては
コスタリカや、ブラジルです。
まだまだ主流ではないですが、注目の精製方法ということでこれから
目につく機会も増えてきそうですね。
最後まで見ていただきありがとうございました。