どうもmkです。
今回の記事では、コーヒー精製方法の1つ
スマトラ式について書いていきたいと思います。
スマトラ式といえばインドネシア、
インドネシアといえばスマトラ式。
と、私の中でなっており
スマトラ式コーヒーは私の中でレギュラー番商品です。
コーヒー好きには、スマトラ式で作るマンデリンコーヒーの愛好家が多いです。
人気商品のマンデリンで採用されているスマトラ式について、この記事でお話ししていきたいと思います。
スマトラ式とは?
スマトラ式とはインドネシアにあるコーヒー豆の精製方法です。
収穫期(10月〜3月)に雨が多いインドネシアの気候にあったやり方になります。
他の精製方法と最も異なるのは、完全に乾燥させる前に脱殻してしまう点にあります。
雨が多いスマトラの地域では有効なやり方として普及しています。
以下手順です。
スマトラ式の手順
◎各農家でやること
果肉除去
↓
ミューシレージ除去
↓
予備乾燥
◎業者でやること
予備乾燥から引き継ぎ
↓
脱穀
↓
本乾燥
という感じです。
乾燥を2回に分けてやることで、
乾燥時間が短くて済むというメリットがあります。
※ウォッシュドで1週間ほど、スマトラ式で3日ほどで乾燥完了。
他の特徴として
生豆が他の豆に比べて深緑色になる。
スパイシーでハーブのような香味がでます。
マンデリンって何?
スマトラ式を語る上で外せないのがマンデリンです。
マンデリンとは、インドネシアのスマトラ島の一部地域で栽培されるアラビカ種のコーヒー豆の銘柄。
標高1800〜2000mクラスの高原地帯で、アジアの暖かい気候や火山灰の力をもとに育ちます。
マンデリンといえばインドネシアの代表格コーヒー。
インドネシアの9割がロブスタ種と言われる中、マンデリンは1割のアラビカ種に分類されます。
アラビカ種は美味しいのですが病気に弱く栽培が難しい。
ロブスタは病気に強く栽培しやすいと言われています。
普段お店で飲んでいるコーヒーの多くはロブスタ種。(もしくはブレンドされている)
スーパーや缶コーヒーなどはロズスタ種を扱っていると言われていて
アラビカ種コーヒーを飲む機会は中々ないかもしれませんね。
その分値段は少し高くなりますが
アラビカ種ではロブスタ特有の独特な風味はまったく感じません。
焙煎度や産地によりますが、アラビカ種ならより上品な風味を感じれるかなと思います。
マンデリンの特徴
さて話が逸れてしまったのですが
マンデリンは酸味が控えめで苦味が強めという特徴があります。
深煎りにすると個性が消えるという豆が多い中、マンデリンは個性が消えないので深煎りで飲むケースが非常に多いです。
日本人の好みは浅煎りよりも中煎り〜深煎りと言われています。
そのため、日本人であれば深煎りのマンデリンコーヒーを好きになる傾向がある!といえます。
日本人は酸味にいいイメージを持ってないので、コーヒー飲んで酸味を感じると拒否反応を起こす人もいるかも。
カフェやコーヒー豆販売店でも、中煎りから深煎りで販売されていることが多いですね。
なんでマンデリンっていうの?
マンデリンの語源は
マンデリン族と言う現地民族が栽培していたからとされています。
マンデリン族が作っていたやり方。
今もなお行なっているというのはとてもいい話ですね。
スマトラ式のまとめ
今回の記事ではインドネシアが主流であるスマトラ式について解説してきました。
スマトラ式で作られるコーヒーは独特な風味とアーシー感が特徴。
好みも分かれますが日本人にはハマる味だと思います。
自然感たっぷり野生的なコーヒーがスマトラ式の特徴ですね。