どうもmkです。
今回の記事では
コーヒーの精製方法としてはマイナーな
セミウォッシュドについて書いていきたいと思います。
コーヒー豆の精製方法は主にナチュラルとウォッシュドが基本。
国により精製方法も若干の違いがありますが、セミウォッシュドとハニープロセスはほぼ同じといえます。
この記事を読んでいただければ
基本的なセミウォッシュドについての理解ができるようになります。
セミウォッシュドとは?
セミウォッシュドとはコーヒー豆の精製方法になります。
英語で書くとSemi-Washed。
半水洗式と呼ばれる精製方法であり
ナチュラル・ウォッシュド両方の特徴を兼ね備えています。
ナチュラルとウォッシュドの
中間的な立ち位置に属し
独特な風味を持たせることができます。
国より言い方も異なりますが
半水洗式として、パルプドナチュラル・セミウォッシュド・ハニープロセスが定義されています。
セミウォッシュドとハニープロセスの違いと特徴
基本的なやり方は同じですが、
以下のようにいくつか違う点があります。
・ミューシレージの残し方
◎セミウォッシュド
果肉を除去した後、ミューシレージ(粘液質)を部分的に残したまま乾燥させます。
◎ハニープロセス
以下のようにミューシレージの残し方を意図的に調整し、その量によって異なる風味プロファイルを作り出します。
・作り方の細分化
◎セミウォッシュド
一般的にこの名称で統一されています。
◎ハニープロセス
ミューシレージの残存量によって以下のように細分化されます。
ブラックハニー、レッドハニー、イエローハニー、ホワイトハニーと、細分化することで、味わいや風味の違いが生まれます。
・風味の特徴
◎セミウォッシュド
ウォッシュドとナチュラルの中間的な風味特性を持ちます。
◎ハニープロセス
ミューシレージの残存量に応じて、より複雑で果実味の強い風味を生み出します。
ブラックにいくほど複雑な味わいに!
・共通点
両方の精製方法とも、水洗式(ウォッシュド)と非水洗式(ナチュラル)の中間的な特徴を持ちます。
果肉は除去しますが、ミューシレージを完全には取り除かずに乾燥させる点が共通しています。
・注意点
セミウォッシュドでもハニーでも
精製方法の言い方が生産者や地域で異なることがあり、実際に見て見ないとわからないといったことがあるそうです。
そのため、
コーヒー生豆を仕入れる人は
実際の現場を見にいったりして
信頼できる人なのか?
売っても問題ないものなのか?
と、生産者を調べるわけですね。
自分が買うときはどこの豆か?
なんていう精製方法で作られた豆か?
風味も味わいも異なるので、どんな精製方法で作られたのか購入時に見ておきたいところです。
セミウォッシュドの主な生産国はどこか?
セミウォッシュドプロセスは
様々な国で普及していて
国や地域などによって言い方も異なります。
ブラジルではハニープロセスでなくセミウォッシュドという呼び方が一般的。
主な地域は、ミナスジェライス州、サントス地方です。
コスタリカではセミウォッシュドでなくハニープロセスとして有名。
ミューシレージの残存量の調整で細かな分類がされ、高品質なコーヒーの生産で知られています。
主な地域はタラス、セントラルバレーです。
中米のエルサルバドルでは、セミウォッシュドプロセスもよく使われていますが
ハニープロセスという名前の方が広く使われています。
主な地域は、アパネカ山脈、サンタアナとなります。
いずれの場合においても
それぞれの国の気候やコーヒー品種に応じやり方を変えることで、甘さやフルーティーさが引き出されることが多いです。
ハニープロセスとセミウォッシュドはほぼ同じ
基本的に、ハニープロセスとセミウォッシュドは同じ。
ミューシレージの残存量が異なるくらいに覚えておけばいいのかなと。
ハニープロセスでは、複雑な風味が
ミューシレージ残存量で決まるので
そのあたりを意識しておけばいいです。
ブラックハニーは複雑な味わいになる!
と言われていますので、飲む機会があったら楽しみになること間違いなしといえます。