コーヒーの基本

コーヒーのナチュラル製法の味や特徴は?味わいや生産国も

どうもmkです。

私たちが普段なにげなく飲んでいるコーヒー。
そんなコーヒーの精製方法には大きく5種類あります。

・ウォッシュド(洗浄式)
・ナチュラル(乾燥式)
・ハニープロセス(パルプドナチュラル)
・セミウォッシュド
・スマトラ式

今日は珈琲の精製方法の一つである、ナチュラル製法について書いていきます。

1、ナチュラル製法とはなにか?どんな味わい?

ナチュラル製法とは、
とったコーヒーチェリーをそのまま天日干しにした後、
脱穀(カラをとるみたいな工程)によって生豆を取り出す最もシンプルな精製方法になります。

そんなナチュラル製法で作られたコーヒー豆の特徴は、
果実味にあふれた味わい。

天日干しでじっくり乾燥させることで、果肉の香りや甘みが生豆に染み込み
フルーツのような甘酸っぱさと香りを感じられるコーヒー豆になります。

果実味にあふれたフレーバーを味わうために
個人的には浅煎りで豆の風味を残したままが好みです。

つまり、ナチュラル製法で作られたコーヒーは
ジューシーなコーヒーって感じですね。

2、ナチュラル製法はどこの国で行われているか?

ナチュラル製法は、主にエチオピアやブラジルで行われています。
ナチュラルは気候に影響を受けやすいですが、水の少ない地域でも精製が可能なので
対策によってはどこでも可能です。

ナチュラル精製の際に、丁寧に定期的にコーヒーチェリーを転がすことで
腐敗を防いで品質の高いコーヒー豆ができあがります。

3、ナチュラル製法がブラジルやエチオピアで多い理由

理由は、以下のような要因によります。

・気候条件

ナチュラル製法ではコーヒーチェリーを果実ごと乾燥させる必要があります。
ブラジルやエチオピアは、乾燥した気候や十分な日照時間があり、コーヒーチェリーを自然乾燥させるのに適した環境を持っています。
特にブラジルの一部地域やエチオピアの高地では、湿気が少なく、カビのリスクが低いため、ナチュラル製法が適しています。

・伝統と文化

エチオピアでは、ナチュラル製法は長い歴史を持つ伝統的な加工方法です。
エチオピアはコーヒーの発祥地として、伝統的な製法が受け継がれてきました。
ナチュラル製法により、フルーティな風味が生まれ、それがエチオピアコーヒーの特徴の一つと言われるまでになっています。

ブラジルは世界最大のコーヒー生産国。
コーヒー生産の歴史が長く、特に低コストで大量生産が可能なナチュラル製法はブラジルの大規模農場にとって効率的といえます。

・コストと効率性

ナチュラル製法は、機械設備や水の使用量が少なくて済むため
他の加工方法に比べてコストが低く、特に大規模なコーヒー生産国にとって経済的な利点があります。

ブラジルは世界最大のコーヒー生産国で作る量も膨大です。
大量生産が可能なナチュラル製法を利用するのもコスト面から大きなメリットがあります。

・市場の需要

ナチュラル製法によるコーヒーは、風味が豊かでフルーティな傾向にあります。

特に、豆の品質が表れるスペシャルティコーヒー市場で人気があり
浅煎りで飲むとそのコーヒーの品質がはっきり表れます。

「品質の良いコーヒーには良い酸味がある」という理由から
品質の良い豆(スペシャルティコーヒー等)を浅煎りで飲むと
コーヒー本来のフルーティーな部分がギラリと光ります。

4、ナチュラル製法が一番フルーティーな風味を生む

もともとコーヒーはコーヒーチェリーと言われる通りフルーツです。
果肉があり、赤くて本当にフルーツです。

子供時代、そこらに生えていたらそのまま食べてしまいそうです。

エチオピアのコーヒーはフルーティー。
と、呼ばれるのはナチュラル製法によるもの。
フルーツの甘みを感じることが特徴です。

コーヒーを飲む時にスフルーティーとか果実感を求めるのであれば
ぜひナチュラル製法のコーヒーを試して試して欲しいです

といってもフレーバーという意味なので、フルーティーというのは味の印象です。
飲んでみてどう感じるか?は人それぞれ。

ナチュラルでも焙煎度が深ければフルーツらしさはどんどんなくなります。
ナチュラル製法×浅煎り〜中煎りで試してみるといいですね。

コーヒーのナチュラル製法の味わいはフルーティー

調べてみると「まずい」なんて書かれているナチュラル製法。

まずいわけなく、果実感を最も感じやすい豆です。

いい豆ほどナチュラル製法の味わいを感じれると思いますので

スペシャルティコーヒーのナチュラル製法を飲んでみると印象変わるかもです。

最後まで見ていただきありがとうございました。

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