どうもmkです。
珈琲の精製方法には大きくナチュラルとウォッシュドがあります。
珈琲の生豆として提供されるまでの過程の違いですが、その工程は驚くほど違います。
今回の記事では、ウォッシュド製法について見ていきましょう。
Contents
1、ウォッシュド(洗浄式)とは?
ウォッシュドというのは何か?
その名前の通り水を使って処理する方法になります。
この水を使ってやるというのは簡単なように聞こえますが
すごい大量の水を使います。
水を放出するための環境を準備してなど
環境確保のためのお金や、手間がすごいかかりますんですね。
日当たりのいいところに広げて
丁寧に定期的にコーヒーチェリーを転がすナチュラル製法とは異なり
ウォッシュドは水洗いすることで
ナチュラルとは全く違った味わいになります。
2、ウォッシュドの味わいや、特徴は?
水洗い式のウォッシュドの特徴については以下の通りです。
・クリーンな風味
ウォッシュドプロセスでは、コーヒーチェリーから果肉を取り除いた後
発酵タンクに入れて果肉の残りを取り除きその後水で洗います。
この方法により、クリーンで透き通った風味が得られることが多いです。
コーヒーの持つ本来の酸味やフレーバーが際立ちやすくなります。
・酸味が強く感じやすくなる
水洗い式のプロセスにより、コーヒーの酸味がはっきりと現れます。
柑橘系や花のような香りを感じることが多く、さっぱりとした味わいになります。
・均一な品質
ウォッシュドプロセスは比較的手間がかかる方法ですが、
気候条件や環境の影響を受けにくく、品質が安定しやすいという利点があります。
そのため、味のブレが少なく、均一な風味を楽しめることが多いです。
・豆の見た目が綺麗
水で洗浄するため、豆に付着した果肉の残りなどがなく、見た目が綺麗で均一。
自然のコーヒー豆には汚れというわけではないのですが、自然物が何かしら付着していることがあります。
しかし、ウォッシュドプロセスでしたら
多くが水で流れるので心配も少なくなります。
3、ウォッシュドはどこの国で多く作られている?
ウォッシュドプロセスが一般的に使用されている代表的な生産国は以下の通り。
主に中南米とアフリカに多く見られます。
・中南米
コロンビア: クリーンで酸味が際立つ風味が特徴です。
グアテマラ: グアテマラは国土の約70%が山岳地帯。さまざまな標高と気候条件で栽培されており、フルーティーな酸味やチョコレートのような甘味を持つコーヒーが多いです。
コスタリカ: バランスの取れた酸味と明るい風味が特徴です。
ホンジュラス: クリーンでフルーティーなフレーバーが多いです。
・アフリカ
エチオピア: 特にエチオピアのイルガチェフェ地区などでは、明るくフローラルな香りが特徴のコーヒーが生産されています。
ケニア: ケニアのコーヒーは酸味が強く、ジューシーでフルーティーな風味が特徴です。
ルワンダ: クリーンで甘みのあるフルーティーな味わいが特徴です。
・アジア
パプアニューギニア: ウォッシュドプロセスが多く使われており、フルーティーで酸味がしっかりとしたコーヒーを生産しています。
これらの国々では、気候や地理的条件がウォッシュドプロセスに適していて
品質の高いコーヒーを安定的に生産できるため、ウォッシュドプロセスが多用されています。
ウォッシュドコーヒーの味わいはクリーンで万人受けする
ウォッシュドで作られた豆は、クリーンで飲み心地が良い傾向にあるので万人受けするのが強みです。
多くの人に好まれ愛される珈琲は需要が高く、消費者や生産者からも欠かせない手法でしょう。
確かに飲んでみるといい意味であっさりしていて透き通っている。
荒々しさが少ない優しい味わいに感じます。
まぁとりあえず旨いってこと。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。